たつき監督降板騒動を受けて
事態は収束しつつあるようですが、けものフレンズの立役者たるたつき監督の降板騒動を受けてカドカワに対する態度を表明させていただきます。
そもそも、けものフレンズは吉崎観音さんのキャラデザインを原型にヤオヨロズ所属のたつき監督を主導として製作されたアニメーションで絶大な人気を誇りました。放送終了後もコラボ作品が数多く展開され、2期の放送も決まっています。
個人的にはカドカワがたつき監督を悪者にして自信のメンツを保とうとする工作と見てます。
ことの真偽を確かめるよりも、いかに行動するかが本文の主旨ではありますが、まず、今、自分が知る限りにおいての現状をまとめたいと思います。
今回の騒動は以下のたつき監督のツイートから始まりました。
https://mobile.twitter.com/irodori7/status/912270635610472448/actions
突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です
カドカワの方針でけものフレンズ最大の立役者であるたつき監督が降ろされた。
当然、常識的にはあり得ない判断でカドカワの真意をめぐる考察がなされました。
ネットの反響を受けてコラボをしていたJRAと日清がそれぞれコメントを出し、コラボはカドカワ介したものであること、監督を降ろす話には関与することのない立場であることを明確にしました。
やや遅れてカドカワからコメントが出されました。
一部抜粋すると
アニメーション制作を担当していただきましたヤオヨロズ株式会社には、関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用がありました。映像化プロジェクトとしては次回の制作を引き続きお願いしたかったため、情報は事前に共有してほしい旨の正常化を図る申し入れをさせていただきましたが、ヤオヨロズ株式会社からは、その条件は受け入れられないので辞退したい、とのお返事でございました。
とあります。
「作品利用」とはたつき監督が動画サイトにあげた12.1話意味するのではないかという予できありますが、明確ではありません。もしJRAと日清が沈黙を守っていたら、「カドカワに黙って勝手にコラボ動画を作ったたつき監督」像までミスリードできる内容でしたね。
個人的にありそうと思った考察は、カドカワの持っている版権は吉崎デザインの方のみなのに、実際に人気が出たのはアニメ版のヤオヨロズが版権を持っている方のデザインで、アニメの方の版権を奪い取ろうとしたのが「情報共有」なのではないかという意見でした。
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ちねみに、この元ツイートをしたアカウントがきれいに消えているのはどういうことなんでしょうね。
他にも、カドカワの隠蔽工作とおぼしき痕跡が散見されています。
カドカワ系列のニコニコニュースでだけたつき監督のニュースが検索上位に現れてこないとか。
突然「けものフレンズとかどうでもよくねwwwwww」といった全く同じ文面が同じ時期に作られたアカウントによりツイートされていたり。
ここまで来ると、公式発表もヤオヨロズを悪者に仕立て上げようとする工作に思えてきます。
吉崎さんがたつき監督に嫉妬してて現場は困ったというニュースも流れてきましたが、ここまで来ると悪者にする対象を変えていく悪あがきですかね。
なににせよ、これらは推測の域を出ることは恐らくありません。
しかし、カドカワが人気作品の完成度を犠牲にして目前の利益を優先した行為で、愚行と言わざるを得ず、疑惑に対する明確な反対を出せていない現状はカドカワへ反抗するに足りましょう。
そしてファンが暴れ回った結果、現在ヤオヨロズの謝罪という形でたつき監督を復帰させる様子を見せつつあります。
ヤオヨロズの謝罪というのも釈然としないものですが、カドカワの工作(が推測通りだとして)はつまるところ、企業の印象を悪くしないように取りはからっているばかりなので、たつき監督復活を目的とするならばここが落としどころなのでしょう。
ということで、ヤオヨロズの偉い人がなんか悪かったらしいぞって、収まれば今回は良いのでしょう。
今後の問題はたつき監督降板が取り消されない場合です。さらなる行動が必要です。
たつき監督が帰ってきたら、12話のフレンズたちよろしくみんなで祝杯をあげましょう。結果が伴えばあとはいいです。その時点でファンを怒らせたらヤバいという経験ができてますし。
つまり、今は静観していてよくて、なにかしら不満の残る結果となればカドカワへのまた反抗すればよし。
反抗とは具体的にどうすればいいのか。
注意しなくてはならないのはアプリゲームの不満を通す場合とは勝手が異なるということです。
アプリゲームではより良い運営のためフィードバックを回収します。Google storeの評価とコメントなどですね。
これは運営が求めている情報を獲得するための企業努力であって、今回のように企業側の求めていない情報はたとえお客様センターを通しても実際の運営に届くまでに握りつぶされることは十分あります。
アプリゲームですらツイッター上の不満は拾われにくいので、とりあえずツイッターで嘆いて終わりにするのは最も直接的な影響力が低い行為と考えます。ただし、同志を募り反カドカワムードを作り上げる意味では有効で、つまりは「その次」が必要ということです。
最も有力な行動はカドカワにダイレクトに損害が向かうような行為です。
例えば、ニコニコ動画のプレミアム会員解約などが強力でした。あとは単純にカドカワのものを買わないということ。個人的には署名活動はどれほど効果があるのか疑問なのです。協力はしてもいいですが、署名だけしてやりきったつもりになってはいけないということです。
本ブログは一応書評を基本としているため、角川文庫の本に限り図書館で借りたり古本で買うことを推奨しておきます。
カドカワは大きい会社なので多分裁判になったら負けない体勢はできていますので、どんな形であれ裁判に期待してはいけませんし、個人ができることは少ないです。
単純にカドカワのものを買わないことと、周知すること。これが大事になるでしょう。
カドカワの公式発表を信じてヤオヨロズに一方的に問題があったと信じてしまう人もいるようなので、そういう人たちを寝返らせるのも大事でしょう。
とはいえ、繰り返しになりますが今は事態が収束しつつあるので今は発表次第です。
ファンとしてたつき監督の復帰を願ってやみません。
おまけ
カドカワの株価はたつき監督のツイートの翌日に暴落すると思ったのですが、意外にも下がりませんでした。浮動株が少ないせいなんですかね。銀行とか会社の取締役とかが持ってる分がでかすぎてトレーダーが売買する分が少ないという状況です。だからあまり動かなかったのかなあと。
あくまで余談ですが。