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よみしろの読む城

好きな小説を好きなだけ褒めちぎります

スロウハイツの神様 (辻村深月)

オススメ本

チヨダ・コーキの小説のせいで、人が死んだ。

 

そんな一文で始まるのは、脚本家や小説家など創作活動に捧げている人々が集まって暮らすスロウハイツでの物語。彼らは同居人でもあり超人気作家でもあるチヨダ・コーキのファンで、特に環は熱烈なファン。そんなスロウハイツに新しい同居人がやってきたり、彼らの周りでいろいろな事件が起きていきます。悩める彼らの物語は、辻村作品らしい温もりに包まれていきます。

 

辻村深月の小説は僕にしてはたくさん読んでいて、どれもこれも落ちが凄くていつも感動させられてしまいます。中でも『スロウハイツの神様』は一番好きな終わり方をでした。

 

辻村深月の小説のもう1つ大きな特徴としては全然伏線が読めないということです。『冷たい校舎の時は止まる』なんかは「はい。わかりました〜。こいつなんでしょ。」とか思ってたら全然それだけじゃなくて、むしろ伏線であることにすら気付かなかったみたいな、ホントに潜伏していたものが、しかも一つじゃなくあって、よく練られてるなと。

スロウハイツの神様』も「あぁそんなものまで仕掛けられてたの・・・」ってなりました。しかもそれが感動を呼び寄せるんだから見事です。

 

それでいて随分読みやすいから分厚くても全然受け入れられる。なんとなく潤いが欲しい時に読みたくなるのが辻村深月の小説です。

 

なんか『スロウハイツの神様』の紹介ではなく『辻村深月』の紹介になってしまいました。まぁ落ちが大事な小説なのであんまり詳しく書けないですよね。

 

それに、人によってオススメの辻村深月は結構バラバラなので、著者の作風紹介の方が良いんじゃないかなって感じです。開き直りですが。


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